スカルキングの遊び方
遊び方説明ページです。
動画で全体の動きを把握し、もしそれでもルールが解らない時は下まで読んでください、細かい説明があります。
このページでは詳しい説明→FAQの順でご紹介しております。
スカルキングのルール説明動画
ゲームの遊び方説明
ゲームは「ラウンド」と呼ばれる短い区切りを10回行います。
「1.カードを配る」~「4.得点計算」まで行ったら、そのラウンドは終わり。
再び次のラウンドの「1.カードを配る」からを繰り返します。
1.カードを配る
スカルキングはカードの強さ比べをするゲーム。ラウンドを始める前にみんなにカードを配ります。
毎ラウンド、カードは必ずよく混ぜてください。ラウンド数と同じ数のカードを配ります。
第1ラウンドなら1枚だけ配り、もし第5ラウンドであれば5枚のカードを配ります。
カードはウラ向きで配ります。他の人には見せません。
第1ラウンドであった場合、「このラウンドで一番先にカードを出す人」として「ラウンド開始プレイヤー」を決めてください。ジャンケンなど適当な方法で決めましょう。
(第2ラウンド以降は左隣の人にラウンド開始プレヤーが移ります)
2.ビッドする
ビッドというのは「自分が何回勝てるかを予測して、みんなの前で宣言する」ことです。
・このあと全員でカード1枚につき1回ずつ強さ比べをします。
・その強さ比べを始める前にビッドをします。
先程配られたカードをよく見て自分が何回勝てそうか?または全く勝てないか?を予測します。
下の画像は第4ラウンドの様子です。
・カードは4枚なので4回強さ比べをします。
・1回から4回までの中で「勝てそうな回数」を心の中で決めてください。
・「0回」という宣言をしても構いません。
全員のビッド数が決まったことを確認したら、
タイミングを合わせビッド数を全員で一斉に公開します。
声を揃えて「ヨー ホー ホー!」と言いながらテーブルを3回たたきます。
その3回目の「ホー!」のタイミングで自分が勝てると思う数の指を立ててください。
「全員同時に指を立てる」がポイントです。
全員に1組ずつ配られているビッドカードで自分のビッド数を表します。
3.トリックの進行
このゲームは「トリックテイキング」呼ばれるスタイルのゲームです。
・全員が自分の手札から「カードを1枚ずつ、 時計回りで、 順番に」出して強さ比べをすることをトリックといいます。さらに「トリックの勝利を取り合う」ことを「トリックテイキング」と呼びます。
ラウンド開始プレイヤーがカードを1枚出します。
・トリックで最初の1枚目のカードを出すことを「リード」と言います。
・トリックテイキングゲームではリードのあとからカードを出す人は、
リードと同じ色のカードを出さなければならない。というルールがあります。
リードが黄色なので②も黄色を出しました。
・「リードと同じ色のカードを出さなければならない」ことを「マストフォロー」と呼びます。
・下の図は黄色のマストフォローの例です。
マストフォローに従い全員が黄色のカードを出しました。ここで決着をつけます。
・一番数字の高い③が勝ちます。③が「トリックを取った」と言います。
ここまでの「カードを1枚ずつ出す→誰かが勝ってカードを取る」ことをトリックと呼びます。
トリックに勝った③は全員が出したカードを1つの束にして集め、ウラ返して自分の近くに置きます。
・トリックに勝つことを「トリックを取る」と呼ぶこともあります。
手札1枚につき1回トリックを行います。
そのため、まだ手札が残っている場合は続けて新しいトリックを始めます。
・さっきのトリックで勝った人が次のトリックをリードします。
・下の図では紫のカードがリードされたので「紫のマストフォロー」が始まりました。
余談ですが当店で初心者の方にこのゲームを説明するときは「色縛り」という言い方をすることがあります。「ミドリ縛りだよ、ミドリ出してね」「ムラサキ縛りです。ムラサキだしてください」など…。
「リードの色」を声に出すことをおススメします。
○マストフォローに従えないと負ける
・リードと同じ色のカードを持っていない場合は好きな色のカードを出します(パスは不可)。
・しかし、リードの色と違うを色を出した場合は負けます。
全員カードを1枚ずつ出しました。
②と④は紫をもっていなかったので緑を出しました。この2人は負けます。
残った中で数字の大きいカードを出した③が勝ちます。
○黒色は他の色より強い。リードと違う色であっても勝つ。
リードの色に従えない場合、好きな色を出せます。が、色が合わない場合は負けます。
しかし黒は特殊な色のカードで「他の色より一段階強い色です」
・黒は他の数字カードに対して無条件で勝ちます。
・黒と黒が一緒に出た場合は、大きい数字が勝ちます。
トリックテイキングゲームを初めて遊んだ人が「わかりにくい」と感じる部分ですが、よく理解して実際に遊んでみましょう。数回遊ぶときっと慣れると思います。
下の図は③が黄色を持っていないため、カードを選んでいます。
黒2か紫14からどちらかを選ぶことが出来ます。
そして黒の2を出しました。他のプレイヤーは黄色のマストフォローに従い黄色を出しましたが、
黒は一段階強い色です。数字は無視して勝ちます。
手元のリファレンスカードには黒が他の色よりも上に書かれています。
・「黒は他の色より一段階強い色」と覚えましょう。
・黒が複数枚出たときは、数字の大きい黒が勝ちます。
・黒でリードすることもできます。その場合は全員が黒を持っているなら出さなければなりません。
(黒のマストフォロー)
○スペシャルカード
数字が書いていないカードはスペシャルカードと呼びます。
そして、数字が書いていないカードはマストフォローのルールを無視していつでも好きなときに出すことができます。スペシャルカードは必殺技のようなカードで、非常に便利なカードです。
例: リードが黄色のカードを出し、自分が黄色のカードとスペシャルカードを持っていた場合、本来であれば黄色のカードを出さなければなりませんが、スペシャルカードを出してもかまいません。
下記のカードは全てスペシャルカード。
繰り返しますがリードを無視していつでも出せます。
略奪品、クラーケン、白クジラは「上級ルール」で使います。はじめは使わない方が良いでしょう。
○リードと同じ色のカードを持っていたら必ず出す。
○リードと同じ色のカードを持っていないときは好きなカードを出してよいが負ける。
○黒は一段階強い色。リードと違う色であっても勝てる。
○スペシャルカードはリードと同じ色を持っている時でも、出せる。
スペシャルカードの強さはルールブックを読んでください。
4.得点計算
ビッドを当てたプレイヤーだけが得点を貰えます。
ビッドを外したプレイヤーは一切得点を貰えません。
まず0ビッド(ゼロビッド)とそれ以外で得点方式が変わります。
0ビッドを当てると現在のラウンド数 x +10点を貰えます。
0ビッドを外すと現在のラウンド数 x10点を失います。
例:10ラウンドで当てると100点、外すと-100点
1~10のビッドを当てると、当てたビッド数x+20点を貰えます。
例: 3ビッドを当てると3×20点=60点
例: 3ビッドして4回勝ってしまうと1ずれる。1x-10点。
なれるまでは、全員でこのシートを見ながら得点計算をしましょう。
得点計算が終わったら次のラウンドの「1.カードを配る」からこれを繰り返します。
ラウンド開始プレイヤーは左隣の人に交代してください。
台10ラウンドまでこれを繰り返し総合得点の多いプレイヤーの勝利です。
あると便利な道具
10面ダイス:
ホビーショップなどで購入できます。
ラウンド開始プレイヤーの前に「ラウンドと同じ数を上にして」置いておきましょう。
「4」と書いてあれば第4ラウンド。「5」と書いてあれば第5ラウンドだ。という事が一目で解ります。
得点チップ:
10点/50点/100点 があれば十分でしょう。
得点計算が非常に簡単になります。スカルキングにはまったら是非使ってください。
プレイのストレスを相当軽減します。減点のあるゲームなので、ゲームの始めに全員に平等に「100点貸し」として配ると遊びやすいです。
ルールFAQ
原語版ルールに記載のない箇所や、レイアウト上掲載できなかったルールを明記します。
ティグレスのボーナスについて。
ティグレスは場に出された時点で、あらゆる点で「海賊」または「逃走」カードに変化します。
・海賊として場に出されたティグレスをスカルキングで獲得した場合、ボーナス点を獲得することができます。
・逃走として場に出されたティグレスをスカルキングで獲得した場合、ボーナス点は獲得できません。
・2人用ルールで「白ひげ」が出したティグレスは、必ず「逃走」カードに変化します。
旧作との変更点
–スカルキングで海賊を獲得するときのボーナスについて:
前回の「スカルキング・レジェンド」では”同じトリックの中でスカルキングの後に出された海賊はボーナス点の対象とならない”というルールがありましたが、今回の版ではそれはなくなります。
スカルキングの前でも、後でも「スカルキングで獲得した海賊」はボーナス得点の対象となります。
-マーメイドを海賊で獲得すると+20点のボーナスです。
-マーメイドでスカルキングを獲得した際のボーナスが40点になります。
–新しい拡張カード『白クジラ』と『クラーケン』について:
白クジラとクラーケンを両方いれてゲームを遊ぶことも可能ですが、勝ち数予測がしにくくなるため、どちらか片方を入れることをおススメ致します。パーティーゲーム感覚で遊ぶのが好きなメンバーであれば両方いれても楽しめるでしょう。白クジラを含む、『上級ルール』はそれぞれをお好みで追加するかどうかを決めてください。