よこはまのボードゲーム屋さん リゴレ

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HOTDOG [リゴレ オリジナルゲーム]

2024年10月27日
リゴレオリジナル商品

<ケチャップが決め手!値下げ&うりさばき系カードゲーム>
ホットドッグの在庫をなるべく早く売り切りたいカードゲーム

ホットドッグ屋の店長になってホットドッグを早く沢山売りたい!それが目的!
でも、他の店長もお客さんを狙っています。
先にテーブルに置かれてしまうと、後から届けたホットドッグは「テーブルに置けない」なんてことも……。

そんな時には値下げをすれば、相手より先に割り込んで置けるかもしれませんよ!


HOTDOG



人数:2-5 年齢:10歳~大人 時間:20分~
作者:Wolfgang Kramer, Richard Ulrich
グラフィックデザイン:長谷川登鯉
製造・販売元:リゴレ

2024年 12月6日発売予定
(2024年11月16日~17日東京ゲームマーケットで先行販売予定)

1,800円(税別)
1,980円(税込)


おススメと特徴
〇短時間なのに満足度の高い面白いゲーム。
〇パーティーゲームというよりはゆっくり考えて遊べるゲーム。
〇頭脳戦/運/度胸/多少の読み合い すべてバランスが良く、覚えてしまえばすごくシンプル。
〇リゴレのスタッフの肌感覚として、ルールを理解すれば小学生4年生くらいから遊べます。
〇英語ルールが付いているので、英語通話者や外国の方と遊ぶ人にもオススメ。
〇ワイワイ遊ぶというよりは、ゆったり考えて遊ぶゲーム。
〇お金を稼ぐゲームなので、「沢山稼いで、勝ったぞ感」が解りやすく楽しい。
〇リゴレのゲームで例えると「バッティング」よりは難しく、「スカルキング」よりは簡単な位の遊びやすさです。この2つ両方、またはどちらかが好きな人は迷わず遊んでほしい!


<ゲームの詳細>
プレイヤーはホットドッグ屋の店長。テーブルで待つお客さんにホットドッグを売ろうとしています。
テーブルは3つあります。5番、7番、9番です。

お客さんが買ってくれるホットドッグの数は、
「5番テーブルは5個買う」「7番テーブルは7個買う」「9番テーブルは9個買う」
と、あらかじめ欲しい数が決まっています。テーブルが買ってくれる個数以上のホットドッグは返されてしまいます。1個でも超えることは出来ません。


各自、他の人には見せないように自分のカードを組み合わせて、
「どのテーブルに、何個のホットドッグを売りたいか?」を同時に考えて準備します。


全員のカードの準備が終わったら「せーの」でカードをオモテにして、テーブルに置いていきます。
誰が先に置けるかの順番が大事!
ホットドッグの『売り値』が低い人から先に置いていきます。


単純に「出したホットドッグが少ない人」が先に置けます。しかしこのゲームは値引きができます。
値引きをしたい場合はホットドッグの準備のときに「値引きしたい分だけ自分のドルをホットドッグと一緒に出す」と値引きができます。
ホットドッグの売り値は1個1ドルと決まっています。2人とも4個なので4ドルです。
しかし黒プレイヤーは1ドルを一緒に出しているので3ドル。
青は4ドル、黒は3ドルで、黒プレイヤーが優先されます
(『売り値が低い方がスピードが速い』、とイメージするとすんなり遊べると思います)。

『お金を捨てれば人より先にホットドッグを置ける!』

この様に『テーブル取り合いホットドッグ売りさばき競争』を、手札を組み合わせて遊んでいきます。

前のラウンドで残ったホットドッグはそのまま次のラウンドに持ち越されるため、
例えば「7番テーブルは7個置けるはずなのに、前のラウンドの3個が残っているからあと4個しか置けない」なんて状況も起きます。

”他のプレイヤーは何を考えるのかな?
 自分はどこに置こうかな?被ったらやだな💦
  被ったときに、先に置けるようにお金払おうかな”

そんなところが悩ましくていやらしく面白い。
簡単には儲けられないホットドッグ販売体験ができます。
(これはゲームの話ですよ!)。


<ゲームの楽しさと魅力>
どのテーブルにホットドッグを売るかは同時に決めなければなりません。

9番テーブルは9個ホットドッグが置けるので、当然みんな置きに行きたくなります。
「他のプレイヤーは9番テーブルにホットドッグを置くだろうな。だから私は敢えて5番テーブルを狙おう」なんて考えたくなりますね。その結果、全員が5番テーブルにホットドッグを置きに来る。ということも起こりえます。なんだか悔しい笑いが起きます。

——
『運』の要素が強いように見えて、『お金』を捨てれば、他人よりも早くテーブルに置くとができるので、強引にゲームを進めることも出来ます。

さらに売り値が同じの場合は「ケチャップカード(親カード)」を持っている人が優先されます。
そのため「ケチャップカードが今どこにあるか」を意識する必要もあります。

『運』と『人の狙いを読む』、さらに『お金をつかって値引きする』判断。
ホットドッグをテーブルに置けるかどうか、狙いを定めてカードを出すのは毎回ドキドキします。


カード出すのはドキドキ、売れたらとっても嬉しい。

それがこのゲームの「面白い!」部分です。



オマケの余談:

1996年のカードゲームのリメイク。大胆でシンプルなイラストが、モダンでダイナミックな「西海岸っぽい」感じになりました(西海岸っぽいって言いたかっただけです)。どちらも素敵だと思います。
日本オリジナル版として復刻できたことを光栄に思います。

Wolfgang Kramer, Richard Ulrichという著名なゲーム作家が考案したゲームで、代表作はエルグランデなど。日本語版はメビウスゲームズさんから発売されています。リゴレオーナーが一番好きなゲームである『ティカル』の作者でもあるWolfgang Kramer氏にメールを送ってやり取りをしている間は「大好きなゲーム作家さんと直にやり取りしてゲームを制作してるのかぁ」と感慨深い気分でした。

日本のアートワーカーである長谷川登鯉(はせがわとり)氏にアートワークの依頼をした際は、リゴレから最寄りのフレッシュネスバーガーでホットドッグを食べながら打合せをしました。“沢山ホットドッグを食べればその分良いものが出来るんじゃないか”と思い、20個くらい食べますか?と氏に勧めましたが1個しか食べませんでした。食べた個数は1個であっても、仕上がったアートは最高だったので、”食べた個数とアートの仕上がり”に相関はなかったようです。この場を借りて感謝申し上げます。

完全に余談でしたが、この記事を読んだあなたに、ホットドッグが無性に食べたくなる魔法をかけてこの記事を終わります。


リゴレ 伸居

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