SHINJUKU [リゴレ オリジナルゲーム]
SHINJUKU
人数: 2~4人 年齢: 10歳~大人 時間: 60分
作者: Gary Kacmarcik
イラストレーター: 六角堂 DADA
アートディレクション: 井上磨
販売元: リゴレ
製品は全て日本語化されております。
一日に300万人以上*が利用する鉄道駅を知っていますか?
世界で最も発達した鉄道網がどの国にあるか知っていますか?
分刻みの正確さで都民を運ぶ都市鉄道網システムはどれほどの努力で維持されているのでしょうか。
そしてどれだけのヒトとカネを”運ぶ”のでしょうか……。
SHINJUKUは日本の首都である東京都23区の鉄道をテーマにしたゲームです。
プレイヤーは東京23区に線路を引き、駅に店を建て、顧客を賢く誘導し、獲得することを目指します。
”古き良き”スタイルの鉄道ゲームです。
シアトル在住のゲームデザイナーのGary氏によるデザイン、リゴレの開発によるゲームで『日本の鉄道会社と駅直結型店舗との関係性』がゲームになっています。これらは欧米では見られないとてもユニークなものだそうです。
ゲーム内容
自分の手番では「開店・拡張・収入・移動・デパート」と呼ばれる5種のアクションの内から2つの異なるアクションを実行します。
「開店」で駅に店舗を建て、
「拡張」で鉄道予定地に線路を引き、
「移動」で顧客を移動させ自分の店舗に誘導します。
(「収入」と「デパート」はここでは割愛します)。
最も特徴的な「移動」の解説です。
上記の例ではピンクのプレイヤー「食事(北千住)」と「本(西日暮里)」の店舗を建てています。
23区カードの葛飾区のカードを使用すると、現在葛飾区の顧客を全て「移動」させます。
「移動」の際に顧客と一致する店舗があった場合、顧客コマを獲得します。他のプレイヤーの店舗がある駅を通り抜けたい場合はそのプレイヤーにも顧客コマを渡さなければなりません。
他のプレイヤーの線路を使うことも可能です。
上記の図では本の店舗と本の顧客(金色で価値の高い)が一致したため、ピンクのプレイヤーに顧客が獲得されます。
移動が終わると残った顧客はすべて移動先に置かれます。
それが他のプレイヤーの「好都合・不都合」を招きます。
『そっちに行かないで!』『こっち側によせてくれたらうれしい』などなど。
得点源の集団がまとまって移動し、それを獲得するためにアメーバ状に線路を広げる、店舗を置いて待ち受ける。ということをしなければなりません。より沢山の顧客を受け入れらるように知恵を働かせましょう。
また顧客の集団は手番毎に新たに追加されます。比較的東京外縁に多く出現するので、東京外縁から自分のお店へ誘導できるよう、触手(?)を伸ばしましょう。
このゲームの良いトコロ。
・23区をテーマにした鉄道ゲーム。
・他に見ない独特の世界を持ったアートワーク。
・シンプルで競争性の高いゲームシステム。
・勝利のための得点源は「顧客コマを取る」「ボーナスコマを取る」の2つと、極めてシンプル。
・じっくりしたゲームではあるけど、複雑さは無い。
・一風変わった動きをする鉄道ゲームでありながら、昔懐かしいスタイルのゲームです。
鉄道ゲームが好きな人、現実の東京23区という一風変わった舞台で遊びたい人におススメです。
リゴレ7年目ということで、開発の殆ど全てをリゴレと日本のクリーエーターさんとで行いました。
チャレンジャブルな作品なため、かなり少部数のみの発売となります。
〇 一方で最近のヨーロッパの海外製ボードゲームに見られる「カード効果や能力、ボーナスを駆使して大きな成果を得る」タイプのゲームではありません。かなりシンプルなゲームだと考えてください。
発売は2023冬のゲームマーケットを予定しております。
(予告なく延期となる場合もございます)。
→2024年春のゲームマーケットでの販売となります。
制作について。
2021年にオンラインテスト版を遊び、「コミカルではない、現実的な現代日本を舞台にした鉄道ゲーム」「シンプルで古き良き面白さのあるゲーム」というユニークさを気に入り制作を開始しました。
アートワークは独特の視点で日本の日常を「カクカクに」描く画家の六角堂 DADAさん、
デザインは遊びやすさとアートの調和を取るのが上手い井上磨さん(代表作: キャットインザボックス)に依頼しました。
海外からまっすぐ見た日本の独特の姿を、日本の実力あるアートワーカーに依頼してカッコいい日本をボードゲームにしてみたいと考えました。六角堂DADA氏は「日本を外国から見たような絵を描かれているなぁ」という点にほれ込み、オファーを出しました。
↓六角堂DADA氏の美麗なアート↓
井上磨さんは多数の実績を持つボードゲームのグラフィックデザイナーさんで、SHINJUKUではすぺてのミープルと、カードと、アートワークの方向性の決定をしました。また鉄道会社のロゴもデザインしています。
スペシャルサンクス
横浜在住のゲームデザイナーOKAZU brandの林尚志さんにゲーム序盤をより面白くするためのアイデアを頂き、ゲームに採用させていただきました。この場を借りて感謝をお伝えいたします。氏は鉄道ゲームを多数制作させれており、日本・海外問わず注目されているゲームデザイナーの一人です。